【PS2】ホワイト クラリティー 12月29日発売予定 予約
ストーリー
月の涙の美しさに心を奪われた神は、それを拾いあげると命を与え、自らの遣いとした。故に月の涙から生まれた彼らは、太陽の黄金の光だけではなく、月の純白の光で出来ているという――
『街外れに住んでいらっしゃる、セモン様のことを知っているだろう?』とある夜、僕らの親代わりである院長先生にそう問われた。セモン―例えそ
の顔を見たことがなくともこの付近では知らない者はいない。昔は王都でも有数の貴族だった家柄の人物で今でも名士として住人達から敬意を払われている。同時に街から離れた場所へ屋敷を構え、人目から隠れるように住んでいる変わり者――
そのセモンさんが、力仕事の出来る使用人を欲しているという。無下に断ることも出来なかった院長先生は、この施設の中で最も最年長で、条件に該当しそうな子を選んだ――それが、僕というわけだ。
セモンさん――ひいては院長先生の頼みともあれば、承諾するしかない。早速その翌朝、僕は住み慣れた施設を離れ、森の奥にある館に向かった。『ねぇ、セモン様のお屋敷ってどんななのかな?』
施設で妹のように一緒に育った女の子・ナナと一緒に森に至る平原を、そして鬱蒼と広がる森の中を通り――
施設暮らしの僕からは想像も出来ないほど豪華で、広い屋敷へと辿り着いた。『私が当家の主人のセモンです。ようこそ、ユウ。これからしっかり働いてください』
変わり者の主人・セモンさん。
その使用人である偏屈な老人・ヘムさん。そして、僕やナナと同じく施設で育ったシア姉。
彼らから快く迎えられた僕は、小さな部屋を与えられて働く事となる。主人がちょっと、いやかなり変わっていたりなぜか真昼にもカーテンを落とす奇妙な決まり事があったり、総じて変な職場ではあったけれど、僕は順調に仕事をこなしていった。でも――ある晩、僕は屋敷に地下室があることを知る。
しかも、ほぼ時を同じくして、そこに至るための鍵も偶然に―― ――いや、運命なのかもしれないけれど――手に入れてしまった。
『ねぇ、知ってる?あそこって昔は牢屋で、今でも幽霊が住み着いててって噂なのよ?』『人には話せない事情というのはどこにでも在るはずだ。もちろんこの屋敷にも無いとは言わん』
皆が“近寄るな“言う。けれども、どうしても好奇心に抗えなかった僕は、皆が寝静まった夜、鍵を片手に部屋を出た。
暗い通路の中、薄明かりだけを頼りに脚を進める。その奥には、重たそうな扉が一つ。その扉の奥には――。
透き通ったような肌の白い少女。例えるなら、夜空を照らす淡い月の光のように冷たく、優しく、白い存在に。『僕は、会ってしまった―』
本作は、2005年7月にPCソフトメーカーのアクトレス様からWINDOWS版として発売され好評を博しました「WHITE CLARITY」をPS2版にリメイクしたものです。